指輪の責任

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夫の最後の贈り物 指輪に誓う「娘と強く」 2011年3月20日 読売新聞


私たちの仕事は、ジュエリーを作ること。
つまり、「あってもなくてもいいもの」を作る仕事です。

被災地の惨状を知るにつれて、
生活に必要ない、そんなモノを作って売っている私たちは、このままで、いいのだろうか、、、。
と、正直、思い悩んでいたのでした。


そんな時に、目に入った、読売新聞の辛く悲しいニュース。
号泣。

けれど、指輪ひとつに想いをこめる人がいて、その指輪ひとつを心の支えにして強く生きていこうとしている人がいる、と、考えたとき、はっとしました。

もしかして、もしかしたら、私たちの作る指輪も、どこかで誰かの想いを伝えているのかもしれません。
だから、あってもなくてもいいもの、だけれど、私たちは、この仕事を続けていきたい。


恋人へ
夫へ、妻へ
父親から成人する息子へ
祖母から母、そして娘へ、、、、


気持ちや想いを伝えるプレゼントになりうるからこそ、「ちゃんとしたもの」を作る責任があると思うのです。

簡単に壊れてしまったり、万一壊れたときにも修理ができなかったり、傷ついたときに磨き直せなかったり、そういう物は作らない。
(どうしても、お客様のご要望で作るときはリスクもお話してしっかり納得していただく。)

自分たちの売った物には、きちんと責任を持つ。

たとえば、そんな当たり前のこと。

作って売っていくためのデザインも大切だけれど、やっぱり根本的なところを大事にしていかなくてはいけないと改めて考えさせられています。
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by sayaka_ozawa | 2011-03-30 10:16 | 仕事のこと | Comments(6)
Commented by アユカ at 2011-03-30 18:12 x
サヤカさんのお店で買わせてもらったリングを毎日大切につけているよ。自分に初めて贈ったものだから、誰かのじゃなくて自分のイニシャルをいれてもらった。いろんな気持ちを込めているからこれからも大切にするよ。
いつか、本当に大切なひとができたら、そのひとのイニシャルをいれた同じデザインのリングをつくってもらいに行くからね!
Commented by こずえ at 2011-03-31 08:29 x
ジュエリーはあってもなくても「とりあえず」困らないもの、かもしれないけど、持った人、送った人の気持ちが入ることでなくてはならないものになるね。

被災地で傷ついている人たち、いろいろな思いでいて、いろいろなものに生きがいを見つけて先にすすもうとしてる。

直接被害を受けなかった私達は、目の前にある仕事にきちんととりくんで、被災地の方たちの「すすみたい気持ち」に手を添えていきたいね。
今日もちゃんとがんばる。
Commented by shoju at 2011-03-31 15:15 x
僕もたぶん同じ記事を見ました!夫の顔についた泥を拭き取って優しくキスをして愛してる…最後に夫が残してくれた指輪はどんな物より大切な気持ちが入った贈り物だったに違いありませんね!僕もシンタロウさんやエムズメンバーにいただいたジュエリーはそれぞれに"意味"がこもっているので一生を共に歩んで行く物だと決めています!すべてのものに意味がこもってるなんてとても素敵な事だし人生がなんだかあったかく感じますよね!
Commented by sayaka_ozawa at 2011-03-31 21:44
アユカちゃん
そうだ、そうだ。自分から自分へのプレゼントも追加しなくっちゃ。
アユカちゃんと私も、あのリングとモモでの再会ではじまった縁だものね♪
いつか、大切な人とのご来店。春だし、何かあるかも?!うふふ、、なんてね。
Commented by sayaka_ozawa at 2011-03-31 21:44
こずえちゃん
「とりあえず」か。こずえちゃんは、いつも、上手に言葉を使って、私のもやもやした気持ちを、あ、それ!と代弁してれるような。ふむふむ、とうなずく事がいっぱい。
結局なんだかバタバタしてて(やっぱりね)春休みは出かけられなさそう、なのだけれど、ちょっとしたら、コーヒーのみに行こうよ。
Commented by sayaka_ozawa at 2011-03-31 21:45
shojuくん
たくさんのニュースが入ってくるけれど、この20日で一番ずしんときたんだ。歳も、家族構成も近いのもあって、、、。

一生をともに歩んで、なんて言ってくれると、本当に嬉しい(涙 涙)

美容師さんも、人と一生の付き合いができる仕事。いい仕事だよね。
そうだ、髪の毛、すごーく短くしたんだよ。
shojuくんにも切ってもらいたいなぁ。


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