アボカド

シンタロウさんと出会ったのはカリフォルニア州立大学の、中庭のような場所に生える大きな木が窓からみえる教室でした。

モデルさんを使った人物彫刻のクラスです。
上級生(=シンタロウさん)と下級生(=私)が混じって週に1日4〜5時間使って製作する、うちの学校ではちょっと珍しいスタイルのクラスでした。
日本人と一緒のクラスになることは珍しかったこともあって、シンタロウさんとはすぐに友達になったのです。

教授は、穏やかなおじいちゃん先生。
授業もアットホームでのんびりした雰囲気。長丁場のモデルさんを休ませる意味合いもあり休憩時間が長いのも、おじいちゃん先生クラスの特徴。

大きな木の下にはベンチがあって、長い休憩時間には、そこでシンタロウさんと一緒に自動販売機で買ったコーヒーを飲みながら話をしたり、煙草を吸ったり。(その頃はふたりとも喫煙者だったのでした)

その大きな木がアボカドだと教えてくれたのは、おじいちゃん先生。
おじいちゃん先生が若かりし頃、結婚の記念に植えたアボカドなのだとか。

私たちと同じく、その教室で出会ったという年下の奥様とのなれそめを、バターミルクを飲みながら、それはそれは嬉しそうに幸せそうに話してくれたのでした。

なんとも愛おしくアボカドの木を眺めていた優しいおじいちゃん先生のことを、10年以上たった今もアボカドを食べるたびに思い出します。

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アボカドを食べたあと、水につけておいたら芽がでてきました。
信州では冬越しが難しいのだけれど、土に植え替えて大事に育ててみようと思います。
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by sayaka_ozawa | 2010-08-28 22:15 | 植物と思い出の話 | Comments(4)
Commented by こずえ at 2010-08-29 08:50 x
小説みたい。

なんだかさやかちゃんち夫婦はこの頃からずーっと変わっていなさそうなイメージ。
たとえば話すこととか、仲良しさ加減とか☆
ほのぼのと仲良しな感じがすごくいいなーって、いつも思ってるんだ。
Commented by sayaka_ozawa at 2010-08-30 20:26
こずえちゃん>今日は楽しかったねぇ☆

うーん、そうだねぇ。私たち、あんまり変わらないかもしれない。話の内容も、子供の話題が加わったくらいで、、ね、、、。
変わらないことがいいことなのか、どうなのかわからないけれど、まあ、悪くない毎日なので、このまま一緒に歳をとっていこうと思うよ。



Commented by まいちき at 2010-08-31 01:46 x
ひとつの植物への想い出、ステキだね。
カリフォルニアの空気とおじいちゃん先生、その頃から変わってなさそうな
サヤカちゃんとシンタロウさんの仲のよさが伝わってくるようで
ほのぼの気分になりました。
おじいちゃん先生、バターミルク(独語でブッターミルヒ)好きなんだね。
私はダメだわ(笑)
アボカド、冬を越せるといいね。
Commented by sayaka_ozawa at 2010-08-31 20:32
まいちゃん>バターミルク、日本では見かけないよね。。。あまりにおじいちゃん先生が美味しそうに飲むものだから、一度買ってみたけれど、私もだめだったわ、、、、。
Buttermilch........ドイツでも人気なのね。


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